個別株の売買基準について、リクエストをいただきましたので、自分なりの売買基準を説明します。
ちなみに、コロナ以後の2020年4月末から株を始めたのですが、現時点までで一度も損切りしたことがありません。利回りは約40%となります。しかし、これから説明することはあくまでも投資経験の浅い人間の個人的で主観的なものなので、自己責任でお願いします。
まず大前提として現物しか買いません。個別株は、東証一部の大型株かつ内需に限定しています。為替の影響を排除するためです。
その中から、数日間のスパンでの値動きが荒い(2~3%程度変動する)ものを探します。
買うタイミングは、以下の条件が全て成立したときです。
- 日経平均が大幅マイナスである
- 日経平均ボラティリティーインデックス(日経平均VI)が急上昇している
- 注目銘柄も十分に低い水準である
日経平均ボラティリティーインデックスというのは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさを表した指標です。恐怖指数とも言われています。これまでの浅い投資経験から、日経平均が大幅に下げてボラティリティーが急激に上がっているとき、市場全体で株の投げ売りが起こっていると感じました。しかしその後、急落した株価は数日以内に反転して元の水準に戻ることがほとんどであったために、この条件を採用するようになりました。
人が慌てて売り逃げるときにリスクを取って買い漁るようでないと、儲けることなんか絶対にできません。そういうわけでこのタイミングを冷静にじっと狙っています。
売るタイミングは、買ってから数日から1週間程度で、銘柄が2~5%上昇した時です。欲張らずにすぐに売ってしまいます。それで別の銘柄に乗り移ります。
それを淡々と機械的に繰り返します。
ここで一番大事なのは、買う条件の3番目、「注目銘柄も十分に低い水準」であるかどうかの見極めです。それは、毎日よく観察していないと分かりません。トレンドグラフだけでは体感できないのです。そのため、私は市場が開いているときはずっと「カブボードフラッシュ」(常時更新する株価表示画面)を表示して観察しています。
しかし、ただぼーっと見てばかりではだめで、SQ, 決算, 配当権利確定日 などの変動要因になるイベントも加味して売買します。
株を売った後のことも大事で、次の候補銘柄を自分なりに探しておかないといけません。売ってから探すようでは時間がもったいないです。そのため、常に10~20銘柄をカブボードに出して観察しています。
万が一、買った株が予想に反して下がってしまったときは、安値で同じ株を少しずつ買い増します。(いわゆるナンピン買いというものです。)ナンピン買いにより、当初高値づかみしてしまったとしても、全体の平均取得金額を低くすることができるため、株価が反転したときに早めにプラスにして確実に売り抜けることができ、かつ時短になります。このもしものナンピン買いのために、投資資金の1/3を使わずに取っておきます。
総じて言えるのは、株価がマイナスになってもがっかりしないことです。待てば上がることが多いです。売買は感情を抜きにして機械的に淡々とやることです。それができないようなら株はやらない方が良いと思います。
コメント
コメント一覧 (4件)
リクエストにお応えいただきありがとうございました。
株を始められて一年で40%はすごいなぁ、と思ってたのでとても参考になりました。
追加でお伺いしたいのですが、一回に何株単位で買われてますか?
>>1
Kingyo2021 さん、こんにちは。
コメントありがとうございます。
日経平均が、20,000円から30,000円に上昇しているので、私より儲けた人はたくさんいたのではないかと思います。
一回に1万株前後買います。1万株ならば、1円上がれば1万円、50円上がれば50万円(税込)利益が出るイメージです。
>>2
ご回答ありがとうございます。
一万株だと一回当たりの売買金額かなりの額になりますね。
いつもシトラスさんのお金の使い方は合理的で参考にさせていただいてます。
>>3
Kingyo2021さん、こんにちは。
そうです。結構金額いきますので、慎重にやっています。
私のお金の使い方が参考になるとは思いもよりませんでした。