久しぶりに手応えのある家事本を読みました。
今年4月頃、書店で手に取って何気なくパラパラめくったら手が止まらなくなり、kindle版が出ていなかったのでそのまま買って帰りました。それから現在まで、ずっとずっと本の内容に沿って考えては実行しての繰り返しでした。
「上質ていねいな暮らし」を維持するために最新のAI家電や手法を使って旧態依然とした家事のやり方を変えていこう、という本です。
全く共感しました!
特に、私がこの本から学んだことは4つあります。
1. 料理の本質(温度、塩分)を理解すること
2.料理の一部をAI家電に委譲すること
3.洗濯物の干し方
4.稼いだお金の投資方法
それぞれ感想を書いていきたいと思います。
1.家事において最も面倒な料理、その本質は実は温度と味付けの塩分だということを喝破されてます。特に、料理における温度設定の大切さについては、勉強になりました。勝間さんは温度設定ができる電気IH圧力鍋を愛用されてます。これに影響されて私もanova precision cooker (温度設定できる真空調理機)を買い、温度調理の必要性を実感し、世界が広がりました。
そして先日、とうとう勝間さんと同じ電気IH圧力なべを買いました!
私が買ったやつは本に書いてあるものより進歩して予約調理ができるようになりました。これは後日記事にしたいと思います。
2.料理の本質はざっくり言うと温度と味付け(塩分)です。ぶっちゃけ言えば、それ以外は自分じゃなくても仕上がります。
温度に関しては、プロの料理の現場でも、「〇〇℃で〇〇分」とスチームコンベクションやオーブンで設定し、その間別のことをやることも、一部あるのです。
しかし、家庭でコンロを使って煮込み料理をする場合は、温度設定ができず、最初から最後まで目を離すことができません。ところが最新のAI家電を使うと、材料を入れて温度指定して予約ボタンを押すだけで、煮込みを指定した時間に仕上げてくれるのです。
また味付けに関しても、勝間さんは材料の総重量に対する塩分の割合を決めれば味はきまると書いておりますが、全く本質を突いており、日本料理でも、例えば、「煮物は八杯」、丼だれは「七五三」、と言ったように定石といえる配合が存在します。
このように、料理の本質は温度と味付けなのですから、それを自分でしっかり設計・計画できれば、間のプロセス(鍋の火加減、見守り等)を自分以外の誰かもしくは家電に委譲しても全く問題ないわけです!
煮込み料理の待ち時間を節約できることはものすごい可能性を秘めているといえます。
塩分だけでなく、勝間さんは、自然の味わいを大事にされていて、例えば、スイートポテトのレシピはすごくシンプルで目を疑いました。でもその通りに作ったらやさしくて美味しくてすごくいいものでした。
当時インフルエンザの病み上がりに作って食べたので、余計にそのやさしさが沁み渡り、納得しました。
これ以後、素材に対して余計な変なことをしないように気をつけるようになり、ますます時短につながるという好循環が生まれました!
3.洗濯物を干す手間についてずっと悩んでいたのですが、勝間さんの「小物は平干しネットに撒く!」アイデアに衝撃を受け、すぐさま実行したところ、便利すぎて病みつきになりました。
4.「インデックス投信によるドルコスト平均法」を紹介されていました。これは投資先を選ぶ手間をほぼ自動化できる時短になるやり方なのです。参考になりました。
以上の点だけでなく、他にも参考になることがたくさんあり、ワクワクしながら読み進めました。そして少しずつではありますが、その本に沿って家事を少しずつ見直してきたので、楽になってきました。
これまでよく見た家事本への不満を言います!
これまでは、専業主婦かそれに準じた人が書いたもので、忙しくてほとんど家にいない人から見るととてもじゃないがやる気になれないような時間的コストのかかる方法ばかり書かれていてうんざりしておりました。
そして、よくある時短本では、明らかに本質を損なうことを提案しており幻滅しておりました。例えば、お金がかかりすぎるとか、家事を軽視して、食事が既製品ばかりで味気なくなってしまうかとか。
一方で、勝間さんの本はとにかく時間的コストの低減に重きを置いており、次から次へと斬新な時短アイデアが書かれて衝撃的なのに、料理は手作りでき、家の中がすっきりと片付き、お金も貯まるような提案をされています。
時間が足りなくて、でも上質な温かい暮らしがしたい方は、とにかくぜひ読んでみてください。
コメント
コメント一覧 (6件)
シトラスさんこんにちは。
何年か前にコメントさせてもらったことがありますが、その後ずっと読ませてもらって勉強しています。
こちらの勝間さんの本ですが、私も読みました。
IH圧力鍋のご感想楽しみに待っています。
予約調理可能とのことですが、調理前の釜内での保管や、保温時間と腐敗の関係が気になるので、ぜひシトラスさんのお考えを教えていただきたいです。
IH圧力鍋は購入検討中なので、まず炊飯器での代用調理から始めましたが、サンゲタン風スープが私にはコンロでは出せない味で美味しかったです。調理の温度で味が変わるものなんです。
ぺんぺこさん、こんばんは^ ^
コメントありがとうございます。
IH圧力鍋、色々と試しているところなので今後記事にしていきたいと思います。
取説によれば、予約は12時間後までできて、保温は12時間できるようです。
理論的には、加熱して滅菌した環境を封じきった状態では、菌が侵入できないため、腐ることはありません。
この性質を利用して、この鍋は予約調理の際、即、加圧加熱して滅菌していると思われます。取説の範囲内で運用していれば、腐敗の心配はないと思われます^ ^
シトラスさん、ご返信ありがとうございました。
IH圧力鍋なら菌も入らないということなんですね。気づきませんでした。
調理の間に外出ができ、しかもおいしくなるならうれしいですね。改めて購入検討してみます。我が家にはスペースの確保と、色がもうちょっと…という気持ちもありますが、時間と手間には変えられませんね。
こんばんは。
大変興味深く続きの記事を期待しています。
IH圧力鍋はもちろん、その他のことももっと詳しくシトラスさんの取り入れ方を教えていただきたいです!
よろしくお願いします。
ぺんぺこさん、こんにちは^ ^
休みの日に何種類か料理してみましたが、つゆ多めの料理がおいしいです。
カンタンでびっくりしました。
次回はいよいよ、忙しい日に狙って予約調理しようと思います。
ボルドー色しかないのは幻滅ですよね。まっ白とか、せめてシルバーにしてほしかったです。
うちではキッチン背面収納の、低いところにある、蒸気リムーバーに置いてるので、それほど気になりませんが、キッチンの雰囲気は確実にダサくなりました(ノД`)ヾ(゚Д゚*)ナデナデ
yukaさん、こんにちは^ ^
コメントありがとうございます!
この本にはあまりにたくさんの魅力にあふれているので、ひとつの記事では語りつくせないですよ。
今後も記事にしていきたいと思います。