私は、料理の世界に転職してから、家では仕事前後の早朝や深夜に料理をすることが多くなりました。
しかし早朝深夜という時間帯はいざ料理しようとした時、食材がないと即アウトです。スーパーが閉まっているので買いにいけないからです。そのため、よく使う材料は常備するようになりました。うちの場合、しらたき、人参、玉ねぎ、生姜、にんにくをよく使うのです。

これとお肉があればいつでも肉じゃがが作れるというわけです。また、こんにゃくは賞味期限が数ヶ月あるので、腐らせる心配が少ないです。筑前煮や豚汁作りに活躍します。
そういえば、愛読している、みおつくし料理帖で、こんな言葉が出てきました。
乾物や豆腐、蒟蒻など、旬とは関係なく、年中手に入るものを「時知らず」と呼ぶ
(高田郁『天の梯 みおつくし料理帖』から引用)
なるほど!『時知らず』の食材を賢く常備すれば、買い出しに行くことなく、料理ができるのでは・・・と思いました。すでに、ウチでもこんにゃくを常備していますし。
時知らずの食材・・・、現代では、冷凍できるお肉類も時しらずと言えると思います。ウチでは、肉類は少しずつ種類豊富に取り揃えています。

常備している肉類はこれだけあります。
プリクックド・ベーコン
これがあれば、即座にベーコンエッグが作れます。スープのダシがわりにもなります。ちなみに、卵も絶対に切らさないようにしています。
牛や豚の薄切肉
野菜の切れ端を集めてすぐに肉野菜炒めが作れるので便利です。
鶏もも肉、鶏胸肉
煮物、カレー、唐揚げ、鶏ハム、マリネ焼きなど、いろいろに使えます。
牛ステーキ用肉
おもてなしやちょっと楽して贅沢したい時に使います。
(ちなみに、ステーキ肉は、コストコで1.5~2kgくらいのかたまり肉を買ってきて、自分で肉を掃除してステーキやローストビーフの形に切り出しています。端肉は集めてカレーシチュー用に使います。この方が安くすむからです。)
ソーセージ
毎週土曜日の朝食はソーセージと決めています。
ウチではらでぃっしゅぼーやの宅配野菜をとっています。これまでは、野菜の箱の中身をみて献立を立て、足りない食材があればスーパーに買い物に行ってましたが、今は買い物をする時間がとれないので、時知らずをずらりと取りそろえておき、使ったら補充するように変わってきています。
このやり方だと、どんな野菜が来ても、スーパーに行かなくても即座に対応できる可能性が高まります。その代わり、鮮度は常に気にしており、常備品はなるべくよい状態で使い切れるよう、こまめにチェックをしています。
いつどんなときも時知らずでさっと一品作れるように工夫しています^^;
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