久々、時短家事ネタです。
仕事がある日は、朝夜各1時間くらいしか家事ができず、そのうち料理に使える時間は限られるので、急いでやらなければなりません。
そんな時、「八方だし」があると非常に便利です。
八方だしは、出汁:薄口醤油:味醂を8:1:1で合わせて煮立てて冷ましたものと、調理師専門学校で習いました。
四方八方使いまわせて便利だから、「八方だし」と言うそうです。
お浸しの地、煮物など、オールマイティーに使えて味がばっちり決まるので、これがあるだけで料理はほとんど終わったも同然です。
出汁は昆布と鰹の混合で、時間がある時に
作ります。
昆布は水出ししたものをゆっくり加熱し、鰹は本枯節を削り器で削り、削ってから30分以内に使ってしまいます。削りおきはしません。
作った出汁は、すぐに八方だしにしてしまいます。塩分を加えた方が悪くなりにくいと思うからです。
氷水でカチンと冷やしてすぐに冷蔵庫にしまいます。3日くらいで使い切るようにしています。

味醂は三河の有機三州味醂を使います。
そんな風にして作った八方だしは、本当に香り高く深い味わいで、お気に入りです。
学校では、薄口しょうゆ1杯に対する出汁の比率を8杯と習いましたが、実際には、店によって、料理人によって異なります。
そこで、ウチでも心地よい比率をオットと試行錯誤したところ、出汁10杯で味醂は少なめにしたほうが良いね、ということになり、それで作ってます。
この八方だしをベースにして、料理によって、酒、濃口醤油、酢、あたり胡麻などを加えることでさまざまなアレンジが可能です。料理が本当に楽になるのです!
例えば…、蕪の実と葉に油揚げを適当に切って、あれば人参の薄切りなんかも加えて八方だしでさっと煮れば、滋味深く栄養のある煮物がすぐに出来上がります。
牛肉、玉ねぎ、人参、白滝、じゃがいもを八方だしと少しの濃口醤油で煮て、少し煮詰めたら、コクのある肉じゃがになります。
卵1個につき八方だし大さじ1加え、塩少々も加えて混ぜ、だし巻き卵を作ったら上品に仕上がります。
こんな風に、八方だしがあれば、あとは材料を切って火を通すだけになるので、時短になるのです。
さ~、今日はなに作ろうかな?
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