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「生ごみは可燃ごみか」を読んで

ゴミを減らす取り組みの一環です。
コンポストを検討していて、色々調べていると、「最初はいいけど、だんだんと変なにおいがしておかしくなってきた。」「虫がいっぱい集まってきて諦めた。」のような声があって躊躇しました。

それでさらに色々調べて本も読んでみたら、この「生ごみは可燃ごみか」と言う本に、そもそも生ごみを処理すると言うことはどういうことなのか、うまくいかない原因は何なのか、かなり明快に説明してあったので腑に落ちました。

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著者は、「米ぬかと土があれば生ごみは簡単に分解できる」と言っています。ではどうしてコンポストなどをやっていて行き詰まるのかというと、それは生ごみには水分が多いからであると解説しています。生ごみが腐って変なにおいを出す原因は、嫌気性細菌のせいです。嫌気性細菌は、水分が多く、通気性がない密閉された環境で活発に活動します。ふつうにやるように、水気を多く含んだ生ごみをビニール袋に入れて口を縛って置いておくだけでその嫌気性細菌が活発に活動するとのこと。

当然、腐ったものをコンポストに投入しても腐ったものしかできあがりません。ですから、最初の生ごみの取り扱いから気をつける必要があると解説しています。この説明が、ものすごくわかりやすかったです。

具体的にどうするかというと、生ごみの水分を徹底的に抜くと言うこと。それは、「初めからぬらさないこと」「乾かすこと」だといいます。台所での生ごみの扱い方5ヵ条というのもすごく参考になりました。

まずは、この本に書いてあるとおり、生ごみを排出する際、水分を抜くシステム作りを構築しようと思いました。水分を抜いたごみならばコンポストに入れても悪習や虫などのトラブルが劇的に減らせる可能性が高いようです。

生ごみの取り扱い以外にも、各国のごみ処理状況や、水分を多く含んだごみを焼却することの不合理さ、など、たくさんの事が書かれており、すごく勉強になりました。なによりすごくおもしろかったのでおすすめです。

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この記事を書いた人

コメント

コメント一覧 (3件)

  • こんにちは。
    生ゴミについては、私もいろいろ考えたときがありました。シトラスさんは生ゴミ処理機の購入は候補にあがりませんでしたか?

  • >>1
    yukaさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
    生ゴミ処理機も検討しました。
    住民票のある自治体では補助金も出してくれます。
    しかし、電気代がかかるので、その前段として、電気代がかからない方法をまずは試してみたいと思いました。
    電気代がかからない方法とは、要は生ゴミを自然乾燥させて水分を減らすことなのですが、それだけでも、かなりの排出量削減につながるようで、そういった方法でうまくやっている方も多いみたいです。

  • 電気代がかかることが私も気になっていました。シトラスさんの処理方法を参考にしてみたいと思うので、また、ブログにて教えていただけると嬉しいです。

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