以前から行ってみたかった川奈ホテルに行きました。
この伝統あるロビーの空間、噂には聞いていたけど、やはりすばらしかったです。
今回、泊まりではなく、仕事関係で上司達に連れられて、料理長フェアのフレンチコースを食べに来ました。
最初に出てきたのは、「ゆり根のモンブラン トリュフの香り」でした。
ゆり根で作られたモンブランの白さがまばゆかったです。やさしい味のゆり根とトリュフの濃厚な香りが合わさってすごくおいしかったです。
次に、「富士宮トラウトサーモンとコンソメジュレの瞬間スモーク」が出てきました。
伏せられたカップを持ち上げると、ふわりとスモークが立ち上りました。
カップの中にサーモンとジュレがありました。これにはびっくりしました。
スモークされたサーモンとコンソメのクリアなおいしさはもちろん、サーモンの下にはなめらかなクリームチーズが配置され、絶妙な味の組み合わせになりました。
次に、「海の幸の饗宴 金目鯛 鮑 帆立貝 車海老 タラバ蟹のマリネ
爽やかな酸味のアメーラトマトのビネグレットボール」が来ました。
食材の豪華さと盛り付けの美しさもすばらしいのですが、最初、この白いボールは何なんだ!?とびっくりしました。それはココナッツオイルで作られており、中にアメーラトマトで作ったビネグレットソースが射込まれていました。
ボールをバーナーで炙ると中のソースがとろりと出てきました。ココナッツオイルの融点が24℃と高いことを利用した巧妙な仕掛けに驚き、感激しました。
次に、「根セロリのヴルーテ カプチーノ仕立て 伊勢海老のパートブリック包み添え」が来ました。
根セロリのなめらかなスープが泡立てられて供され、やさしい味わいにうっとりしました。それに対して、パートブリック(チュニジア由来の薄い春巻きのような皮)で包まれた伊勢海老は、パリパリとした食感の中に濃厚な風味があり、合わせて食べると幸せな気分になりました。
次に、「相模湾鮮魚とフォアグラのマリアージュ ジンジャー風味の軽いバターソース」が来ました。
柔らかく淡泊な白身魚(聞き忘れました)と、しっかりと脂ののったクリーミーなフォアグラの組み合わせが軽やかですごく良かったです。
次に、「和牛フィレ肉の低温ロースト わさび風味のチミチュリ チーズとレーズンを詰めた万願寺唐辛子」が来ました。
和牛フィレ肉の柔らかさとさっぱり感、チミチュリソースの心地よい刺激、チーズ入り万願寺唐辛子の濃厚さ、野菜の濃い色と味わいが絶品でした。
デザートは、最初に、「紅茶の氷菓子 伊東みかんジュレのアンサンブル」が出てきました。さっぱりとしていておいしかったです。
次に、「静岡県産紅ほっぺを詰めたマスカルポーネのムース ピスタチオとベリーのハーモニー」が出てきました。
こちらは逆に、濃厚な苺責め、と言ったところでしょうか。赤い色がお皿の上にたくさん並んでいてすごくぜいたくでした。
コーヒーやプチフールもいただきました。
たくさん食べたはずなのに、胃に優しくて、帰りの足取りも軽かったです。
ホテルもすばらしかったので、次回はぜひ泊まりに行きたいと思いました。
すごくよい思い出になりました。
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