2025.10.6 ブログ開設20周年記念   リニューアルしました

ブログ開設10周年記念に寄せて

2005年11月8日に最初の記事をアップしてから10年が経ちました。

最初の記事はこちら!
→「お弁当復活

記念にブログ開設前後15年間を振り返ってみたいと思います。

  1. 違和感ばかりのメーカー勤務時代
  2. 不本意な転勤で発見したもの
  3. パンを極める
  4. 転職に向けて体を鍛える
  5. 調理師専門学校!
  6. 研修開発職から板前見習いへ
  7. これからやりたいこと

違和感ばかりのメーカー勤務時代

某国立大学の工学部原子力工学科を卒業した私は、超就職氷河期と言われる中、加速器(サイクロトロン)のトップメーカーになんとか就職しました。

ところが、自分のやりたいこと(手作りの料理や菓子)とは別に専攻を重視して選んだ就職先は違和感の連続でした。

不本意な転勤で発見したもの
そうこうしているうちに、入社3年目になんと愛媛県新居浜市への転勤を言い渡されてしまいました。

ずっと東日本に暮らし、産まれてから一度も四国には行ったことがなかったため、すごく戸惑いました。引っ越してからは文化的・都会的な便利生活とは断絶されたと感じました。

一方で、食材の新鮮さ、安さ、多様さは都会とは段違いでした。特に魚が良く、釣りもたしなんだくらいです。それと柑橘類も楽しみました。私のハンドルネーム(シトラス)はここからきてます 笑

だから新居浜時代は今となっては自分というものを作った大切な時期だったと思えます。

ところが、仕事に慣れるにつれ、地方への長期出張が常態化しホテル暮らしとなり、自分の家で寝るのは月に2,3回くらいになってしまいました。

好きな料理も全然できなくなってしまったのです。

これに危機感を覚えた私は、料理人への転職を密かに決意し、そのための手がかりとして調理師専門学校へ入学することを検討しました。

ある、大阪出張のついでに夜間の体験入学を申し込み、中之島の「辻学園調理・製菓専門学校」へ出かけて行きました。

そこでの体験は素晴らしいものでした。そして進路相談にも乗ってくださり、20代半ばの私に、「就職先は全力でサポートします。」とまで言ってくれたのです。

ところが結局は会社を辞めることを決断できませんでした。10年近くガリ勉を続けてようやく大学に入り、やっとの思いで就職した会社を、たった3年で辞めるなんてどうしてもできなかったのです。

パンを極める
その後、結婚を機に、横浜と新居浜を行ったり来たりするようになり、この時期に当ブログを始めました。

そして妊娠を契機に再度横浜に戻ってきた私は、パン作りにハマりました。代官山の「ル・コルドン・ブルー」でフランスパンを、新宿の「リライブ・フードアカデミー」で日本のパンとベーカリー業務について勉強しました。

しかし、パン作りをすればするほど、合わせる料理もよりよくしたいという思いがつのりました。

今後は今の仕事を辞めて、パンや料理関係の仕事をしたいなとぼんやり考えはじめました。

転職に向けて体を鍛える
それにはまずこの体を鍛えたいと思い、ランニングをはじめました。面白くない仕事をしているストレスを発散できるのでのめり込み、結果的にフルマラソン2回と富士登山競走(五合目まで)を完走するまで慣れ親しみ、肉体改造を達成しました。
→「完走しました!初フルマラソン サブ4達成!
→「自己ベスト更新!板橋Cityマラソン(^O^)
→「第66回富士登山競走(五合目コース)完走しました

そんな中、突然、身内が深刻な病気にかかり長期入院しました。色々あって、「いま健康でいられるのはたまたま幸運なだけ」「やりたいことをやらずに(やれずに)いるのは病気で入院しているのと同じ」と私なりに感じ取りました。

調理師専門学校!
そこで私は何としても料理の世界に転職したいと思い、息子が保育園の年長になった時、私は働きながら調理師専門学校の夜間部に入学しました。

ただし、このブログでは調理師時代のエピソードはほとんど記事にできませんでした。会社関係のブログを見ている人にばれたくなかったからです。いろんなエピソードがあったのに、残念です(ノД`)ヾ(゚Д゚*)ナデナデ

調理師学校ではクラスメートが食通ばかりで、授業も本質的で、料理の世界にどっぷりと浸かりました。

仕事なんかよりも料理の方が断然おもしろいと改めてわかり、もう元の生活には絶対戻れないだろうと思いました。

それで授業を受けているうちに、最初はパンに合う西洋料理に興味があったのに、日本料理がすっごく気に入ってしまいました。

なんといっても四季感を盛り込み、大好きな魚をさまざまに料理し、器を選ぶ楽しさもあります。

何より、愛媛でみた、豊富な野菜や果物や魚、こういった地方の食材を自然に活用できるので、外国料理より断然有利だと思えました。

研究開発職から板前見習いへ

そこで日本料理をターゲットにして就職先を探し始めたところ、クラスメートよりある人物を紹介していただきました。

この方は、某ホテルの日本料理の元料理長で、お店を開いていました。そこで、お店に通い、時には河岸への仕入れにも連れて行ってもらったりして、日本料理の料理人の仕事について具体的に教えていただきました。

ホテルの日本料理部門についても詳しく教えてもらい、「一度ホテルで働いてみれば?女性もいるよ」と教えてもらいました。それで初めてホテルにも目を向けはじめました。

そうこうしているうちに、調理師学校の卒業作品展というコンテストが開催されました。これは各人が与えられたスペースにさまざまな料理を並べ、昼間部・夜間部合わせて250人で競うものでした。

必死になって取り組んだ結果、なんと優勝してしまいました!優勝プレミアを手にした私は、つてを頼り、ホテルの日本料理店に転職が決まりました。

会社を辞めてようやく調理師専門学校の卒業式の記事を書けました。
→「誰にも奪えないものに投資する
→「会社を辞めました
→「調理師免許を取得しました
→「料理の世界へ転職しました^^

そして2年経ち現在に至ります(^^)

これからやりたいこと

仕事をどんどん覚えて腕を上げたい、の一言に尽きます。

そして料理の世界で身につけたことをおもしろく役立つ形で紹介できたらな、と思っています。

今後とも当ブログをよろしくお願いします!

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この記事を書いた人

コメント

コメント一覧 (4件)

  • シトラスさん
    ブログ開設10周年おめでとうございます。
    初めてシトラスさんの記事にふれたのは、私がアメリカでフォカッチャを焼こうとしていたときでした。こんなにきちんとして、責任の重い仕事もして、でも好きな料理やお弁当も作ってる方がいらっしゃるんだな、と驚いたのを覚えています。当時ブログ以前に作っていらっしゃったサイトも、とても興味深く拝見してました。
    いつも色々、勉強させていただいてます。これからもご自分の「好き」にこだわって、素敵な記事を発信してくださいね。

  • 華岡紬さん、こんにちは(^^)
    コメントありがとうございます!
    ブログの前身のホームページをご存知だなんて感激しました。
    華岡さんとは本当に長い付き合いですね。ありがとうございます。
    これからも食生活を充実させていきたいですね(^^)

  • ブログ10周年おめでとうございます!
    あっという間ですが、濃い15年の軌跡をありがとうございます。
    悩みながらも全力で頑張ってきたからこそ、今のシトラスさんがありますね。
    普段の生活の小さいことから人生の大きなことまでいつも色々書いてくれて常にファンなのでこれからも継続よろしくお願いしますm(__)m

  • ちょっこさん、こんにちは(^^)
    コメントくださり、感激しました!
    この15年、お互いに色々ありましたね。
    あっという間でした…。
    これからもくだらない記事中心にせっせとアップしていきますので、つっこみよろしくお願いします^o^
    そうそう、ご予約の日が近づいております。万全に準備をしてお待ちしてますね!

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