忙しい日々だからこそ、ときには手作りパンを焼いてゆったりとした朝食をとりたいと思いませんか?
でも、手作りパンって面倒だし…。ホームベーカリー持ってるけどただ四角いパン焼くだけだから飽きちゃった…。そんな方のために、簡単で飽きないパン、「カンパーニュ」作りのコツを伝授します!
田舎パンという意味のカンパーニュは、成形がすごく簡単で、スライスすると切り口の様子を楽しめるのでオススメです。

【準備するもの】
微量計、はかり、ボウル、粉ふるい、カード、発酵カゴ(バヌトン、※ザルに布を敷いて打ち粉をしたものでも可)、シャワーキャップ、クープナイフ、オーブン、クーラー(足付き網)◼︎基本のレシピ
- 準強力粉 225g
- ライ麦粉 25g
- モルトパウダー 0.25g
- 塩 4g
- キャラウェイシード 10g
- インスタントドライイースト 0.7g
- 水 175g
◼︎基本の作り方
- 粉類(準強力粉、ライ麦粉、モルトパウダー、塩)を合わせてボウルにふるい入れます。キャラウェイシードも加えます。
- インスタントドライイーストを少量の水(分量内)で溶き、残りの水とともに1.に加えます。
- カードで切るようにして粉と水をなじませ、粉気がなくなるまで繰り返します。
- 18度で8時間程度1次発酵させます。発酵終了の見極めは、粉をつけた指で穴を開け、穴の周りの生地が押し戻って来ず、穴の大きさが保たれるような状態を目指します。迷ったら時間を延長するのがコツです。
- 生地をボウルからカードを使って打ち粉をした台の上に取り出し、四角形に整え真ん中に向かって3つに折りたたみます。
- 生地を90度回転させて、中心に向かって両端の生地を折り返し、さらに2つ折にしてとじ目を指でしっかりとつけます。
- 打ち粉をした発酵かごにとじ目を上にした生地を入れ、乾燥防止のためシャワーキャップをかぶせ、室温で仕上げ発酵します。
同時にオーブンを250度に設定して予熱をはじめます。オーブンの温度は250度が理想ですが、お手持ちのオーブンで200~250度の間でなるべく高い温度になるように設定します。オーブンは天板ごと予熱します。- 仕上げ発酵時間は30分程度、体積が1.2~1.3倍程度に大きくなったところで、オーブンから熱い天板を取り出し、とじ目が下になるようにかごをひっくり返して生地を置きます。
- クープナイフで縦一文字にクープを入れ、全体に軽く水をスプレーして天板ごとオーブンに入れます。
- オーブンの温度を220度に下げて35~40分加熱し、取り出してパンの底をたたいて、コンコンと音がしたら焼き上がりです。
- クーラーの上に出して冷まします。
1次発酵の時、私は18度のワインセラーを使っています。
→「ワインセラーで発酵させてみました!バゲットとカンパーニュ!」
この時期、室温は25度くらいあって、そのままだとやりすぎになってしまうので、最初の1時間だけ室温においてから冷蔵庫の野菜室に入れます。8時間後、野菜室から出したら、そのまままた1時間ほど室温においてから成形すると良いです。
手作りパンの朝食です。キャラウェイシードパンはチーズやりんごジャムによく合います。
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