日本料理店で板前修行を始めて1年と1か月が過ぎました。
仕事で使っている調理器具は、とことんシンプルで、種類も限られているな、と実感しています!
そんなわけで、家でも自然と道具づかいがシンプルになり、仕事で使っているものと似たものを家庭にも取り入れるようになってきました。
今日はその中のいくつかをあらためて紹介したいと思います。
■一番萌えた「おたま」!
日本料理では、石(せき、18mL)、合(ごう、180mL)、升(しょう、1.8L)が計量の単位になっています。
おたまは液体をすくうばかりでなく、計量にも使われ、小さいものは1石から、大きいものは1升まで、さまざまな大きさのおたまがずらりと並ぶさまは圧巻です。
おたまを計量に使うと、目的の量のおたまを選んですくうだけなので仕事がすごく早くなるんです。
しかし、家の狭いキッチンでは、色んな大きさのおたまをずらりとそろえるのは抵抗があります。そこで家では、小さじ1, 大さじ1, 50mL, 100mLの目盛りがついたおたまをひとつ、使うようになりました。
→「やっと見つけたっ!時短でシンプルな計量おたま!」

これがすごく便利で、調味料の計量がさささ~っと済むので快感、やめられませんw
本当にオススメです!
■「半」寸胴鍋が便利
塊のお肉や筍など、高さのある食材を長時間煮込む時、あると便利です。
→「ちっちゃな半寸胴鍋で料理の悩み解決^^」

同じ容量の浅い鍋と比べて吹きこぼれにくいからです。
寸胴鍋だと高さが高くて取り回しにくいですが、「半」だと、そこまで深過ぎないので使いやすいのです。
ウチでは、直径も16cmとコンパクトにして、より手軽に使ってます。
■液体の保存にクッキングポット
ウチでは、出汁を切らさないようにしているのですが、出汁の保存に、ステンレス製の直方体の缶、「クッキングポット」を使っています。
→「出汁(だし)の保存方法」

四角い形は四角い冷蔵庫の中で最も省スペースに液体を保存できるので重宝しています。
ウチのクッキングポットは、高さ10.5cmなのに0.8Lも入るので、冷蔵庫の狭い棚ほぼ全てに入れることができてすごく使いやすいです。
これらのお道具類は、プロの世界に入って初めて知ったもので、近所のお店には売られていないものばかりです。
そのような良い道具があったら、今後もご紹介していきたいと思います!
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