人には誰にでも強みがあり、それを強調してそれ以外のことは極限まで削ぎ落とすという生き方がこの国では長らくもてはやされてきたと思います。
しかしこの「衣食住のかたち」という本を読むと、洋服のデザイナーのお仕事をなさっている著者が食に関しても住に関しても、それはそれはこだわりを持ってていねいに暮らしているという内容の本でした。
どんなに忙しくても、衣食住をあきらめる必要は微塵もない。自分さえ、充実のための努力をあきらめなかったらどうとでも豊かになれるよ、という良い見本と受け取りました。
紙の本を極力持たないようにしてましたが、この本は手元に置いて、よくめくって見ております。
励みになります。
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