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「Gin ジンのすべて」を読んで

普段はウイスキーに親しんでいる私ですが、ジンについても知りたくなり、この本を読んでみました。

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ジンは、農作物由来のアルコールを蒸留して得られるお酒に、ジュニパーベリーを主とする香りを付け、37.5%以上のアルコール度数で瓶詰めしたお酒のことを言います。

ジンにはかつて安い酒としての実態があり、18世紀のイギリスでは大流行してジン中毒になる人が続出して社会問題になったとのこと。この本にも詳しく書かれていましたが、ホガースの描いた「ジン横丁」という絵がその地獄ぶりを表現していてぞっとします。この絵は、2017年、上野の森美術館で開催された「怖い絵展」で直に見たことがありました。

しかし、少し前に、フランスのG’ヴァインのジン「フロレゾン」を飲んでジンに対するイメージが変わりました。

近年、クラフトジンと言って、上記の緩やかなジンの定義を逸脱しない程度に作り手のアレンジを加えたジンが発売されるようになりました。そのひとつがぶどうの花の香りを付けたこの「フロレゾン」など。確かにこのアレンジは私もすごく良いと思いました。

上質な原材料で丁寧に作られたジンを適量楽しむ世の中がやってきました。それを、「ジン横丁」の時代、約300年前の人々は誰が想像したでしょうか。感慨深い思いでクラフトジンを飲んでいます。

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