<ビフォー>
John Smedley のシーアイランドコットンのニットです。ハイゲージで繊細な作りであるため、長年着ていると、脇のとじ目が裂けてきました。というか、私の服の脱ぎ方に問題があったようです。右腕だけをまず脱ごうとする癖があるので、右脇にテンションがかかり、右脇だけ裂けることが私の場合多いと分かりました。
<アフター>
ダーニングにより、しっかりと穴を塞ぐことができました。
穴が大きかったので、まず、3つの部位に分けてダーニングしていきました。
1番目の穴。
2番目の穴。
3番目の穴が終わったところ。
全体像はこんな感じです。
吊してみると補修部分はほとんど隠れるのですが、腕を上げるとチラリと見えます。
何時間もかかったけど大満足の仕上がりとなりました。
私は長年、John Smedley のハイゲージニットを愛用しています。
夏のニットはシーアイランドコットン、冬のはエキストラファインウールで作られており、その肌触りや天然素材ならではのお手入れのしやすさが魅力で、いつの間にか、ほとんどの上衣がJohn Smedley になっていました。
昔はこのような天然素材のシンプルなニットが市場に出回っていなかったし、John Smedley の旗艦店も日本にはなかったので、イギリスから直輸入していました。今では、コットンやウールのニットがファストブランドからも格安で売られるようになりましたが、John Smedley とはやはり全然違うのです。こういったファストブランドのニットは、繊維が短いらしくて、すぐ毛玉ができるのですが、John Smedley のニットはどれだけ着ても毛玉がほとんどできません。ツヤや発色が段違いに美しいです。何度も洗いながら何年も愛用することができます。
今回、ダーニングという衣類補修技術があることを知り、裂け目を補修してみたらすごくいい感じでした。1着数万円するJohn Smedley のニットをもっと大事に長く着たいものだと思いました。
今後は、脇にテンションがかかる脱ぎ方をやめて、両腕をクロスさせて脇のとじ目に負担がかからないように脱ぐように心がけることにします。
余談ですが、私の一番贅沢なJohn Smedleyニットの着方をご紹介します。冬に、肌側にシーアイランドコットンのニットを、外側にエキストラファインウールのニットを重ね着するのです。極上な肌触りの上、ものすごく暖かくなって最高の着心地となります。
衣類の裂け目は頻繁にできるものではありませんが、今後またできた場合には、こうして丁寧にダーニングしたいと思いました。
コメント
コメント一覧 (2件)
捕集になってるよ
>>1
¡Gracias!