私はもう7年くらい、削り器を使ってかつお節を削っています。
削る変人なんか私ぐらいなもんだろう、と思っていたら、お友達にも「前からやりたかった。教えて。」とか、「私も削っていますよ」っていう風にけっこう話題になるので、かつお節の削り方を記事にしたいと思います。
そもそも削り箱ってなんなのかっていうと、ぶっちゃけ鉋(かんな)です。
木工用の鉋は裏金が付いて二枚刃になっているのに対し、かつお節削り用の鉋は一枚刃で、シンプルです。
この削り器を「ブラックボックス」と考えておっかなびっくり扱うのでは無くて、鉋と考えて自分の使いやすいように調節できるようになれば、普通に道具として使えて便利なことこの上ありません。
さあ、やってみましょう。
まず、これが刃です。台から外して研いだところです。
基本的に、これを台にはめて、木槌で叩いてセットするだけです。
木槌はこのようなものですが、無ければ別に玄能(いわゆるカナヅチ)で叩いちゃっても何の問題もありません。
刃をどれくらい出すか、それが一番問題です。
こんな風な角度で刃をみてください。
実際にはもっとぐーっと横から覗く感じになります。この角度だと、刃がピーッと髪の毛1本分くらい出ているのが分かりますでしょうか?もっともっと、目をこらして見えるか見えないかギリギリまで刃を引っ込めます。
刃をもっと出したい場合には、刃の裏側の頭の部分を叩きます。
刃が出過ぎている場合には、台の向こう側を叩きます。
刃が斜めになっていて、削れる部分と削れない部分が出てくる際には、刃の出過ぎている側を横から叩いて直します。
大体、上記の3動作を繰り返して、ピーッと細い髪の毛1本分くらい刃が見えるように調整します。
大体こんなもんだなってなったら、いよいよかつお節を削ります。
が!かつお節って、どっちの方向から削るの?って疑問が出てくると思いますが、答えはすごく簡単で、皮を付けたままのざらざらした部分があるので、それが上側に来る(削らない)ように持ちます。
削り器は、ワークトップに据える際、壁側と削り器との間にフタを置くと、ずれないので安全に快適に削ることができます。
あとは削るだけです。
どんだけ削ればいいの?って言う話ですが、1リットルに対して大体30グラムくらい欲しいところです。急いでいるときにはぶっちゃけ20グラムくらいでお茶を濁すこともあります。決めるのは自分です。
是非お試しください。
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コメント
コメント一覧 (2件)
すごく上手に削ってありますね!早速やってみたいです。
丁寧な解説ありがとうございました。
@はるちゃんママさん、こんにちは。
ご参考になれば幸いです。