先日、大切な友人が病気のため亡くなりました。
同じ調理師学校のしかも夜間部OBということもあり、同じ料理の世界に身を置くものとして意気投合し、熱く語り合いました。
(友人からのメールより)
ありふれた当たり前の日常は、実は凄く尊くて、そんな普通の暮らしの中からキラキラ光る幸せを感じられたら幸せですよね。
私は、欲しいものはもう何もないんです。元気に仕事ができればもう何ももいりません。
生き方や心の状態は、料理や製菓に確実に映し出されると思います。
健康で真摯な気持ちで取り組まないと、本当に美味しいものは作れませんよね。
山梨のお宅を訪問した際には、お家が本当に清浄で整っており、お掃除についてもかなりのこだわりをお持ちだと知り、大事なことを色々教えていただきました。
(友人からのメールより)
うちは子供の頃から大掃除という特別な掃除をすることはありませんでした。常に全てが綺麗だから大掃除は必要ないのです。
お料理やお花、お茶、書道と、何をするにも、まずはお掃除が基本で、何をするにも生きる上でまず第一がお掃除だと私は思っています。
これは、私独自の考え方かもしれませんが、手入れの行き届いた空間で、清々しい気に包まれて、初めて良い仕事が出来るのではないかと考えます。
散らかった汚い場所からは、良いものは決して生まれない気がします。
お掃除は家事というより「精神修養」だと捉えています。
お寺や神社で、まずやるのがお掃除。というのも納得ですね。
私自身、色々と辛い時期があり、それを無心にお掃除することでどれだけ心が救われたか分かりません。
誰にも依存せず、余計なものを削ぎ落としてミニマリストとして生きて行く決意を固めたとき、信じられないようなことが起こりました。
(友人のメールより)
思い通りにお掃除すると、清々しい気持ちになるとともに、幸せな安堵感を感じます。心が豊かになっていく気持ちにもなります。
大切に丁寧に暮らすこと、家や物を慈しむことは、自分を大切にすることと同じ様に思います。
愛を込めて丁寧に作られたお料理は、大切に思われている温かさを感じるのと同じ感覚です。
どんな物事も、全て自分に戻ってくるのだと感じます。
いつでも誰に対しても、変わることなく、気持ちをこめて丁寧に接していけたら良いなぁと思います。一生の課題ですね。
友人の金言に接していなかったら、どうなっていただろう?と思います。
辛い闘病生活を送っていた友人。しかし、最後までメールは饒舌で楽しげでした。
友人のこと、一生忘れません。姿は見えなくても、いつも一緒です。
職場の計らいで、半休を取り、お通夜に駆けました。
最後に安らかなお顔を見て胸に刻み、しばしのお別れをしました。
・°°・(>_<)・°°・。
ご冥福をお祈りします。
コメント
コメント一覧 (4件)
素晴らしい。まさに金言ですね!この様な方とお知り合いになれたシトラスさん、羨ましいです。お互いに,自立していて,半年に一度くらい逢うか逢わないかでも,逢った時には,会話が弾み,そして必ず,相手から何かを吸収出来るお友達っていますよね!言葉に出さなくても,お互いに相思相愛を感じてる。
今回のお友達は、シトラスさんの心の中で,いつまでも生き続けると思います。それと,お友達の金言(メール)をシェアーしてくれたシトラスさんに感謝です。
いつも,有難うございます。
>誰にも依存せず、余計なものを削ぎ落としてミニマリストとして生きて行く決意を固めたとき、信じられないようなことが起こりました。
又、機会があれば,何が起こったか,教えて下さいね!
茶々さん、こんにちは^ ^
コメントありがとうございます。
お友達の金言、私だけのものにしておくのはもったいなくて、一部紹介させていただきました。
これからも心の中で生き続けると思います。
優しい言葉をかけていただき、ありがとうございました(^^)
大人になってからの、心の奥まで話せるような友達というのはとても貴重ですね。亡くなられたのは残念ですけども、シトラスさんとの絆はずっと残ると思います。
華岡 紬さん
ありがとうございます(^^)
お友達は私の心の中でずっと生き続けます^^